学校案内

学校長あいさつ

佐野清澄高等学校 校長 佐山 泰朗

現在の日本が経済・外交・災害等、あらゆる方面で厳しい局面に立たされていることは皆さんが自覚されていることと思います。
佐野清澄高等学校ではその自覚を机上の空論に終わらせず、これからの日本社会に役立つための真の教育を行います。本校での少数定員徹底、体験・実践重視の教育で三年間の修養を積み重ねることにより、凛としたさわやかな若者に成長し、社会に奉仕できる心と行動力が育まれます。
本校理念の教化として「実践倫理」教育を行っております。これはつまり、「人としてどう生きたらよいか」を学ぶ「人間学」です。価値観の押し付けではなく、今も昔も変わらない「人としての道」を学ぶのです。
本校の教育理念は、すべての基本が家庭にあるとする「家族中心主義」です。男女とも日本の伝統文化や価値観に即して「社会の価値」「美徳」を定義し、社会人になるための準備教育を行います。加えて、道徳の根源でもある人間の「徳性」を育て発展させていきます。なぜなら、「徳性」あっての知識や技能だと考えるからです。
本校教育に賛同する皆さんは、ぜひ入学試験にチャレンジしてください。教職員一同、楽しみに待っています。佐野清澄高等学校で私たちと一緒に頑張りましょう!

歴史・沿革

本校は、大正11年10月24日佐山サダ先生によって創立されたました。佐野裁縫女学校開校当時の記録によりますと「創立者夫婦が母屋の一階を教場として、親のような愛情を持って24人の年若き乙女の面倒をみた」というのが本校の起こりです。大正期から激動の昭和期を経て、本校がここまで来る道程は決して平坦なものではなく多くの先達の弛まぬ努力の賜物であった事は言うまでもありません。本校は私塾・寺子屋の流れを汲む、今日では数少ない純粋な形態の愛情溢れる私立学校です。

建学の母 佐山サダ先生

佐野裁縫女学校

  1. 大正11年10月 佐野裁縫女学校設置認可 校長 佐山サダ
  2. 大正11年12月 佐野裁縫女学校開校
  3. 昭和6年9月 佐山左右治第二代校長に就任

栃木県佐野高等家政女学校

  1. 昭和13年3月 財団法人栃木県佐野高等家政女学校と昇格改称

佐野弥生高等学校

  1. 昭和23年3月 佐野弥生高等学校と昇格改称
  2. 昭和26年3月 学校法人佐野弥生学園認可
  3. 昭和42年5月 佐山泰治第三代校長に就任
  4. 昭和53年8月 堀米町に鉄筋3階建校舎を新築、移転
  5. 平成元年4月 法人名を学校法人佐山学園に変更

弥生女学院高等学校

  1. 平成2年4月 校名を弥生女学院高等学校と改称
  2. 平成5年3月 食物調理科の設置
  3. 平成9年10月 家政科の名称を生活デザイン科に変更
  4. 平成11年4月 佐山泰朗第四代校長に就任

佐野清澄高等学校

  1. 平成12年4月 男女共学に伴い、校名を佐野清澄高等学校と改称
  2. 平成27年4月 生活デザイン科をライフ・プロデュースコースと
    スイーツ・プロデュースコースに二分化
  3. 令和4年10月 創立100年

建学の精神

創立者の理想と先導的情熱 挺身的姿勢 理想の人間像を表す言葉 「花のように鏡のように 女性よ、輝いて生きよ」 「若人よ義勇一如の心力を練り 清澄の空に良風興せ」

佐野清澄高等学校の
スクール・ミッション及びスクール・ポリシー

スクール・ミッション
(高等学校の存在意義・社会的役割等)

[全体]
人としての優しさを持ち、本当に正しいことを実行できる人材を育成する学校
[普通科]
個に応じた多様な学びを通して、自己実現を図り、地域を支える人材を育成する学校
[生活デザイン科]
地域と連携した専門性の高い学習活動を通して、地域産業を支える人材を育成する学校

スクール・ポリシー
(三つの方針)

① グラデュエーション・ポリシー
(育成を目指す資質・能力に関する方針)

本校では、次のような資質・能力を育成します。

[全体]
礼儀や思いやりを大切にし、責任ある行動のできる態度を育てます。
基本的生活習慣を身に付け、道徳心を養い、豊かな人間性を育てます。
[普通科]
主体的に自身の可能性を広げ、課題を解決し、自己実現できる力を育成します。
自他を尊重し、積極的にコミュニケーションを図って、協働に取り組める力を育成します。
[生活デザイン科]
専門的な知識と技術を身に付け、社会に貢献できる実践力を育成します。
コミュニケーション能力を高め、他者と協働できる力を育成します。

② カリキュラム・ポリシー
(教育課程の編成及び実施に関する方針)

本校では、次のような教育活動を実施します。

[全体]
基礎学力の定着を図るとともに、生徒の関心や進路に応じた学習指導を実施します。
生徒一人ひとりに寄り添ったきめ細やかな指導・支援を展開し、個に応じた教育を実施します。
[普通科]
多様な学習活動、特別活動を通して、生徒一人ひとりが活躍できる場を提供します。
[生活デザイン科]
社会生活で必要となる教養や社会性を育成するための多様な教育活動を実施します。

③ アドミッション・ポリシー
(入学者の受入りに関する方針)

本校では、次のような生徒の入学を期待しています。

[全体]
性格行動及び心身が共に健全で、自分のことは自分でできる生徒
本校の教育方針、指導方法に従って学校生活を過ごせる生徒
[普通科]
前向きで主体的に学習及び行動する意欲を持ち、自己の向上を目指して努力しようとする生徒
[生活デザイン科]
専門性を身に付け、地域社会に貢献したいと考えている生徒
何事にも粘り強く、一生懸命に取り組むことができる生徒